国内の新車販売で一番苦戦しているモデル。それがスポーツカーです。
ではスポーツカーは高く売れないのでしょうか?
じつは今、中古車市場でスポーツカーは大人気で高価買取されているのです。
最新の新車販売台数のランキングでも、上位はハイブリッドカーや軽自動車、ミニバン、SUVが上位を独占し、スポーツカーは上位30位にも入っていません。
快適性や経済性に優れるエコカーが支持されている昨今、スポーツカーは不人気で見かけることが珍しいほどです。
新車で売れていないモデルは、中古車としても不人気のため、買取査定額が安くなってしまうのが普通です。
しかし不思議なことに、スポーツカーは値下がりしにくく、中古車価格が高いモデルがいくつも存在します。
ではなぜ、不人気のはずのスポーツカーが高く売れるのでしょうか。
スポーツカーを安く買って高く売る方法をご紹介します。
スポーツカーのリセールバリューが高い理由
スポーツカーはなぜ高く売れるのでしょうか。その理由は大きく分けて2つあります。
スポーツカーの新車価格が高くなっている
かつては若い人が少し頑張れば手の届く価格帯で買えるスポーツカーがいくつもありました。
しかし現在では国産メーカー各社で1~2車種と少なく、価格も軽自動車でも200万円以上、普通車は300万円以上が当たり前です。
500万円台で買えたGT-Rが1,000万円、1,000万円で買えたNSXが2,300万円以上もします。
しかしデメリットばかりではありません。
なぜなら、新車価格に引っ張られるように中古車価格も高くなっているからです。
つまり、買取相場も高値で安定しているため高く売ることができるというメリットがあります。
新車で買えるモデルが少ない
新車で買えるモデルが少なすぎるため、絶版モデルの中古車に人気が集まっています。
そのため、20年近く前に販売を終了しているモデルでも、値下がりしにくいという特徴があります。
また、日本製のスポーツカーは海外で絶大な人気を誇るため、国内で不人気の車両(修復歴あり、10万キロ以上、改造車など)でも高値で海外輸出ができます。
スポーツカーはもともと新車販売台数が多くないため、中古車市場に流通している台数も少なめです。
慢性的なタマ(在庫)不足がスポーツカーの高リセールバリューを支えているのです。
スポーツカーのリセールバリューランキング
ここで現行スポーツカーのリセールバリュー(3年落ち3万キロ前後)ランキングを見てみましょう。
現行スポーツカーのリセールバリューランキング【2018年】
ランキング | メーカー・モデル | グレード | 残価率 |
---|---|---|---|
1位 | スバル・WRX STI | タイプS | 77% |
2位 | 日産・GT-R | プレミアムエディション | 70% |
3位 | トヨタ・86 | GT | 65% |
4位 | マツダ・ロードスター | Sスペシャルパッケージ | 61% |
5位 | スバル・BRZ | S | 60% |
6位 | 日産・フェアレディZ | バージョンST | 53% |
リセールバリューが高いスポーツカー
GT-R、ランエボ、WRX
残価率は70%前後と高いリセールバリューとなっています。
とくに絶版となったランサーエボリューションは新車価格以上の買取価格が期待できます。
スペックが高くスポーツ走行に特化したモデルは、新車価格も高いですが買取価格も高いので、じつは意外とお得な車種でもあります。
リセールバリューが低いスポーツカー
フェアレディZ、ロードスター
リセールバリューが低いスポーツカーの残価率は50%前後。
モデルチェンジによって旧型となったロードスターの残価率は40%前後と大幅に値下がりしています。
一方で3年落ち~5年落ちの間の値下がりはごくわずか。
売り買いのタイミングを工夫すれば、とてもお得なスポーツカーでもあります。
【2018年版】格安で買えるスポーツカー日産・フェアレディZ
新車で買って3年乗っただけで価値の半分以上を失ってしまうスポーツカーがあります。
一方でこれは中古車を探している人にとっては大きなメリットです。
3年落ち3万キロ前後の比較的新しく状態の良い中古車が格安で購入できるからです。
いま格安で買えるオススメの中古スポーツカー
- フェアレディZ(全グレード)
- ロードスター(旧型:NCEC)
- 86(G)
- BRZ(R)
ミッションがATならさらにお得です。
さらに、新車から3年で大きく値下がりした車種は、3年落ち以降の値下がりが非常に少ないという特徴があります。
つまり、3年落ち程度の格安中古車を購入して、2~3年乗っても購入価格と同等程度の買取価格で売ることができます。
業者オークションには、このような掘り出し物のスポーツカーが毎週何台も出品されています。
しかし、中古車販売店の店頭に並ぶスポーツカーは、販売店の利益が上乗せされているため割高です。
もし格安のスポーツカーを狙うなら、まだ市場に出ていない中古車を全国のオークション会場から探すのがオススメの方法です。
【まとめ】スポーツカーは高く売れるオトクな車
スポーツカーは新車から3年落ちのリセールバリューは決して良いとはいえません。
しかし長期的に見れば、価格が安くて、性能が高く、信頼性の高い国産スポーツカーは価値がとても下がりにくい車です。
GT-R、NSX、スープラ、RX-7、S2000、ランエボ、インプレッサなど、販売終了から20年経っても当時の新車価格を上回る中古車価格で売られているモデルもあります。
- 新車価格が高くても買取価格が高い
- 格安の中古車は値下がりしにくい
つまり、スポーツカーはどれを買っても損が少なく、売り買いのタイミング次第でとてもお得に乗れる車なのです。
新しいモデルから、10年落ち以上の古いモデル、改造車や事故車でも、国内だけでなく海外にも必ず買い手がいるためスポーツカーは高く売れます。
もし価格が高いことを理由に泣く泣くエコカーに乗るくらいなら、リセールバリューの高いスポーツカーを選んでみてはいかかでしょうか。
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