車検のまとめ

海外と日本の車検制度の違い

海外の車検(特長と日本との比較など)

海外の車検場

日本に車検は厳しいなどとよく言いますが、日本以外の国には車検があるのでしょうか。

まず自由の国アメリカですが、車検制度はありません。

その代わりに警察によるチェックが厳しく、すぐに取り締まりの対象となり、多額の罰金かひどい場合ではその場で逮捕ということになります。

イギリスは日本に近い車検制度を持っており、初回は3年後、それ以降は毎年となりますが、日本ほど厳しい規則はなく費用も1回5,000円程度で済むそうです。

スーパースポーツモデルの国、イタリアは一応車検制度はあるのですが、それは10年たった古い車だけで新しい車は一切チェックを受けません。

お国柄がよく出ているのがスイス、日本のような車検はありませんが、排気ガスの濃度チェックは2年に一度受けなければなりません。

こうしてみると先進国といわれる国は何かしらの形で検査を受けることになっているようです。

逆にブラジルやフィリピンなどの発展途上国やそれに近い規模の国では車検制度やそれに準ずる検査などはなく、ほぼ野放し状態になっているようです。

たまにアメリカのテレビなどを見て、自分で作った車やどう見ても危険極まりない車が堂々とナンバーを付けて、警察にも全くおとがめなしで走っているところを見ることがあります。

しかし、アメリカは自分のことは自分で守る国ですから、そういった車の乗っていることによって他人に損害が出たらとんでもない処罰や賠償金を払わなければならないのです。

そういった面を考えるとある程度国が責任を持ってくれる日本の方がいいのかもしれません。

 

日本における車検の位置づけ

車検というものは、その車が保安基準にあっているかどうかをチェックするものですが、実際にはかなり煙たい存在になっています。

まずは費用、平均して10万円前後かかる車検が最初は3年後、それ以降は2年ごとに行われることなり、車一台を保有するだけでも10年間で約40万円もかかってしまうのです。

一部の商用車となるとこれが毎年のことになるのでかなりの負担になるのです。

次にあげられるのがチェックが厳しいこと、これは保安基準が厳しいということになるのですが、車が好きでいろいろいじっている方にしてみれば、定期的にノーマル状態の戻さなけらなならなくなり、またそれによってできることに制限がかかってしまうので非常に厄介なのです。

しかし、この車検があることによって未然に交通事故を防ぐことができたり、さまざまなトラブルから回避したりすることができているということも忘れてはいけません。

たとえば、排気ガス濃度の測定などは地球環境うんぬんよりも車が頻繁にとおる幹線道路沿いに住んでいる方の健康に大きな影響がありますし、マフラー音量にしても騒音問題を回避することができるのです。

タイヤの減り具合もスリップすることによって引き起こされる交通事故を未然に防ぐことができているのです。

何の意味もなく保安基準というもが作られているわけではなく、ちゃんとした理由があって作られているのです。

しかし、中にはこれはちょっと神経質すぎるのではと思うようなものもあります。

たとえば、フォグランプなどの補助灯の位置、保安基準ではヘッドライトの中央より下につけなければならないのですが、仮にラリーマシンのようにボンネット上にたくさんの補助灯を並べたとしてもきちん光軸合わせをしていれば、対向車にも迷惑はかけません。

それからフロントウィンドウには車検シールと定期点検シール以外のものを貼ってはいけないことになっているのですが、視界に全く影響しない端っこの部分にちょっとしたステッカーが貼ってあったとしても何ら問題はないと思うのです。

自動車の安全運転を願ってのことだとは思うのですが、自動車というものは個人の持ち物ですので、あまり法律や規則などでしばりつけてしまうのもどうかと思います。

 

安全に走れるのは車検のおかげ

世界と比べて比較的安全に走ることができる日本において、道路交通法などの厳しい取り締まりもさることながら、車自体にも厳しい制限が課せられています。

それは保安基準というもので、車が公道において安全でなおかつスムーズな交通を妨げないようにと決められた車の構造上の規制です。

この保安基準を守らないで公道を走れば、道路交通法違反として検挙、あるいは逮捕となるのですが、日常の取り締まりだけでは管理しきれないというのが正直なところです。

そこで、定期的に車を専門知識のあるところへ預けて、検査するのが自動車検査登録制度、いわゆる車検というものなのです。

車検では、車に構造上の欠陥はないかなどを見て、この車が公道を走っていても周りに危険を及ぼすことはないか、いきなり故障してスムーズな交通を妨げることはないかという物質的な検査を行います。

同時に、自動車が正しく登録されているか、必ず入っていなければならない自賠責保険に加入しているかどうか、自動車税をきちんと払っているかなどもチェックされることになります。

はたから見れば厳しすぎると思われる日本の車検制度も、これがあるから危険な車や今にも爆発しそうな車を公道から排除することができているのです。

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