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ベンツのリセールバリューランキング【2022年最新版】

S63 AMG クーペ

新車で販売されたメルセデス・ベンツの多くは、初回車検の3年または延長保証が切れる5年の間に売却されます。

このタイミングで売られる理由は、主に2つの理由が大きく影響しています。

  • メーカー保証が切れて維持費が高くなる。
  • モデルチェンジによる価値の大幅下落を避ける。

したがって、ベンツは3年~5年落ちまでの値下がり率が一番大きく、それ以降は多少緩やかに下落していく特徴があります。

新車価格からすればお得に買えるベンツの中古車ですが、国産車と比較すればまだまだ高く、誰にでも買える人気の中古車ではありません。

そのためか、ベンツのリセールバリューは全モデル平均で40%前後とかなり低くなっています。

しかしモデルやグレード別に調べてみると、残価率50%以上が6台、中には70%前後を記録するモデルもありました。

そこで国内販売台数No.1の輸入車ブランド『メルセデス・ベンツ』のリセールバリュー(新車登録から3年・3万km程度)を調査しランキングを作成しました。

ベンツを購入・売却の際に参考にしてみて下さい。

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【最新版】モデル別リセールバリューランキング

ランククラスモデル・グレード残価率
1位GクラスG350 ブルーテック73%
2位CLAクラスCLA180 AMGライン67%
3位GLAクラスGLA250 4マチック スポーツ56%
4位AクラスA180 スポーツ56%
5位CクラスC250 スポーツ55%
6位VクラスV350 ブラックエディション49%
7位EクラスE250 ステーションワゴン アバンギャルド47%
8位BクラスB180 エクスクルーシブパッケージ47%
9位SクラスS400 ハイブリッド エクスクルーシブ45%
10位SLクラスSL35042%

リセールバリューランキングについて

モデルごとに一番残価率の高かったグレードをピックアップし順位付けしました。そのためモデルごとの平均の残価率は表の数値より低くなります。

また、同じモデルでもグレードの違いで残価率が20%以上下がる場合もあるので注意が必要です。

残価率:新車価格÷買取価格(業者オークション取引価格)
調査日:2022年8月

リセールバリューが高いベンツの特徴

Gクラスのリセールバリューは輸入車No.1

Gクラスの残価率は70%以上と別格。輸入車全体でもNo.1に匹敵するリセールバリューとなっています。

またディーゼルの登場により『G350』が一番人気となっていますが、ガソリンの『G550』は50~55%と同じモデルでも残価率には大きな違いがあります。

クロスオーバーSUVの人気が高い

世界的な流行をうけてSUVモデルが人気です。3位にランクインした『GLA』はモデル別の平均残価率も高水準です。

『GLC』『GLE』『GLS』などのクロスオーバーSUVも高いリセールバリューになることが予想されます。

大排気量よりも小排気量グレード

全モデル・グレードを対象にしたランキングでは1.6L~2.0Lクラスのモデル・グレードが上位を独占

「ベンツに乗りたいけど、燃費が良く、維持費がかからないモデルが欲しい」というニーズの高まりがうかがえます。

ワゴン・ディーゼルは値下がり大きい

中古車として人気が高いステーションワゴンやディーゼルは意外にもリセールバリューは低くなっています。

中古車価格は高めで推移していますが、新車価格も割高になることが残価率に影響していると思われます。

安いモデルは残価率も高い

『Aクラス』『CLAクラス』『GLAクラス』と価格帯が安めのモデルに人気が集中しています。

全モデル・グレードが対象のランキング上位50台の約75%が500万円以下のモデルとなっていました。

 

ベンツはモデルチェンジ前に売るのが得

メルセデス・ベンツ GLEクラス

ベンツのリセールバリューを調査してわかったこと、それは価値が一気に下落するタイミングは“モデルチェンジ”ということです。

上記のモデル別のランキングでは、モデルチェンジ後に残価率が25%下落しているモデルもありました。

つまり、上位にランクインしたモデルは3年の間にフルモデルチェンジなかったことも影響していると考えられます。

したがって、今回上位にランクインしたモデルでも、数カ月後に残価率が大幅に下がっていてもおかしくはありません。

リセールバリューが買取相場と違うのは変動が少ないことです。しかし現行モデルと旧モデルには大きな変化があるため注意が必要です。

今回の調査で、ベンツを購入すると最初の3年間で価値が約60%下落することがわかりました。

そのため、ベンツはモデルチェンジなどで価値が大幅に下落する前に売却し買い換えるという選択も必要になってきます。

しかしディーラー下取りだと、リアルタイムの市場相場は反映されないため、このページで紹介したリセールバリューを大幅に下回ることが予想されます。

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