純正品はあったほうが良いの?
車の改造には三つのパターンがあります。
1つは新たにパーツをつけること、もう1つはパーツを取り外すこと、そして最後に既存とパーツと取り換えることです。
新たにパーツをつけるというのは、補助メーターをつけたり、エアロパーツをつけたりというのがこれにあたります。
パーツを取り外すことというのはもっぱら軽量化などにつかわれ、リヤシートの撤去や無駄な装備の取り外しなどがこれにあたります。
最後の既存のパーツと交換するというのがチューニングする時に一番使われる手法です。
例えば既存の足回りを外して車高調をつけるとか、エアクリーナーボックスを外してキノコ型エアクリーナーをつけるとか、ノーマルタービンを外してハイフロータービンに付け替えるとか、愛車のパフォーマンスを上げるには必ず通る作業です。
この交換するパターンと軽量化のために不要なパーツを外すという行動には必ずつきまとうことがノーマルパーツをどうするか。
よくネットオークションなどを見ているとノーマルパーツは必要ないから売ります的な商品が出ていることがあります。こういう商品を見た時に心の中でつぶやく言葉が、「あと後で後悔するからやめなって」というセリフです。
チューニングカーや改造車というものは基本的に買い取りが難しいもので、それなりの金額で買い取ってもらうとなるとチューニングカーからノーマルカーに戻す必要があるのです。
そんな時にもともとついていたノーマルパーツがなかったら・・・、更に費用がかさんでしまうという事になります。これで、仮の高価買取ができたとしてもノーマルの戻すために高価なノーマルパーツを購入するのにお金を使ってしまっては元も子もありません。
車を買ったときは付いているノーマルパーツも含めた価格で買っているのですから、後からまた同じものを買う必要はありません。外装パーツなどはスペースをとりますが、必ず大事に保管しておいた方がいいでしょう。
アルミホイールをインチアップする意味は?
道路を走る車を見ているとやたら直径が大きく、メッキギラギラのアルミホイールをつけている車をよくみます。
ミニバンに多いのですが、これは明らかにノーマルホイールから社外製品に交換しています。
最近の流行でこういった径の大きなホイールに履きかえるというものがあるのですが、それはどうしてでしょう。
アルミホイールの直径を大きくすることを通称「インチアップ」するというのですが、これはホイールの規格がセンチではなくインチで表されていることからきており、タイヤの外径を変えずにホイールの外径だけを大きくすることを言います。
これはもともとモータースポーツから始まったことなのですが、タイヤというものはご存じのとおり柔らかいゴムでできており、その中に空気が入っている訳ですが、このタイヤにコーナーリングなど横方向の力が加わるとタイヤの側面、サイドウォールの部分が変形し力が逃げてしまい、そのタイヤ本来の性能を発揮することができないのです。
そこで考えられたのがサイドウォールの幅を出来るだけ少ないものにするという事でした。
しかし、タイヤの外径を小さくすることはできないので、逆にホイールの外径を大きくして解決したのがインチアップというものなのです。
ただ、1本のタイヤあたり、ゴム製品よりアルミ製品の使用量が増えたことによって本来アルミホイールの必要性となるバネ下重量軽減とは正反対のものとなってしまいます。
こういったことからもわかるように、インチアップする必要があるのはモータースポーツで使う車やスポーツモデルだけで、それ以外の車にインチアップは必要ありません。
特にバリバリのファミリーカーであるミニバンには全く持ってナンセンスというべきことで、サイドウォールの減少によって乗り心地が悪くなるだけなのです。
街中を見ていると本来の目的でインチアップしている車は少なく(スポーツモデル自体が少ない)、ほとんどはファッションのためのインチアップであることに気が付きます。
昔から車を買うととりあえずホイールを変えるという風潮がありますが、それは標準でスチールホイールが付けられていた時代の話、今の車はほとんどのものがアルミホイール標準装備で、性能的にも結構優れているものが多いと思うので無理してホイールを変える必要はないのです。
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