「傷やヘコミだらけの軽トラ・軽バンなんて高く売れるはずがない」
「10万キロ以上走ったから廃車したほうがマシ」
「軽トラや軽バンの売却はディーラー下取りが一番高い」
そう思って高く売るのをあきらめていませんか?
それは間違った思い込みです!
買ってから何年も経って古くなっても、10万キロ以上走行していても、仕事で傷やヘコミだらけでも、世界中で大人気の軽トラックは必ず高く売れます。
実際に業者間のオートオークション(中古車業者の卸売市場)では、軽トラックは高値で取引される人気車種なんです!
ためしに中古車情報のGoo-net(グーネット) やカーセンサーnetなどで、軽トラックの新車価格と2~3年経過後の中古車の支払総額を比べてみて下さい。
「あれっ?新車価格と中古車価格が変わらない!」
そうなんです。
リセールバリューが高いといわれる軽自動車の中にあって、軽トラックは別格の買取相場の落ちにくさを持ち合わせている車種なのです。
その一方で軽トラックが高く売れることを知らないために、買取店に買い叩かれてしまっているというかたが後を絶ちません。
軽トラックは買取相場を知らないで売却してしまうと、大きな損をするリスクが高い車でもあるのです。
軽トラック・軽バンの買取価格相場
まずは軽トラックと軽バンの車種別の買取相場一覧表(2024年6月)を見てみましょう。
買取価格は通常グレードの1年1万キロ前後を目安としています。
そのため、特装車や走行距離が少ない軽トラック・軽バンは相場以上の高価買取が期待できます。
軽トラックの買取価格相場一覧表
モデル名 | 3年落ち | 5年落ち | 10年落ち |
---|---|---|---|
ハイゼット トラック | 39万円~105万円 | 25万円~80万円 | 5万円~54万円 |
キャリイ | 36万円~80万円 | 27万円~64万円 | 7万円~45万円 |
アクティ トラック | 46万円~71万円 | 37万円~69万円 | 6万円~41万円 |
サンバー トラック | 41万円~65万円 | 29万円~51万円 | 7万円~69万円 |
クリッパー トラック | 32万円~65万円 | 25万円~62万円 | 7万円~33万円 |
ミニキャブ トラック | 40万円~59万円 | 21万円~50万円 | 9万円~42万円 |
軽バンの買取価格相場一覧表
モデル | 3年落ち | 5年落ち | 10年落ち |
---|---|---|---|
エブリイ | 40万円~84万円 | 24万円~65万円 | 9万円~47万円 |
ハイゼット カーゴ | 49~87万円 | 36~68万円 | 13~29万円 |
クリッパー バン | 38~59万円 | 28~46万円 | 2~18万円 |
サンバー バン | 33~56万円 | 36~49万円 | 8~22万円 |
ミニキャブ バン | 46~64万円 | 35~46万円 | 5~19万円 |
アクティバン | 44~66万円 | 43~55万円 | 7~17万円 |
軽トラックや軽バンの買取相場は、買い取った後の販売ルートが国内か海外かで大きく分かれます。
新しく走行距離が少ない軽トラックは国内市場がメイン。
古くて走行距離が多い軽トラックは海外輸出がメインです。
国内の中古車市場で人気が高いのは、走行距離が少なく内外装の状態が良い軽トラックや軽バンです。
一方で『ハイゼット トラック』や『キャリイ』は海外輸出できるため、10年落ち・10万キロ以上、さらに修復歴があっても高く売ることができます。
軽トラック・軽バンは30万キロ以上でも高く売れる?
「それ本当なの?」という方のために、11年落ち(平成21年式)のスズキ・キャリイの買取価格を比較してみます。
サンプルは業者オートオークション(自動車業者間)の実際の落札相場です。
走行距離5万kmと30万kmの買取価格
走行距離5万キロの軽トラックの買取価格
走行距離は5万キロ未満で内外装ともに状態の良いキャリイの落札価格は40万円。
買取価格相場は35万円前後です。
走行距離30万キロの軽トラックの買取価格
走行距離は約30キロで修復歴があって状態の悪いキャリイの落札価格は35万円。
買取価格相場は30万円前後です。
ボロボロでも高い軽トラ・軽バンの買取価格
上記の2台を比較してみると。。。
- 平成21年式 走行距離5万km ⇒ 買取価格35万円
- 平成21年式 走行距離30万km ⇒ 買取価格価格30万円
走行距離は25万km以上多く修復歴があるのになんと5万円の差しかありません!
海外向けの軽トラック・軽バンは年式や距離が経過しても価値が落ちないのが特徴です。(為替が円安になると高くなり、円高になると安くなります。)
中古車は国内市場においては状態の良い車両の不足が、ボロボロの車両は海外からの人気が高い買取相場を維持する理由になっているのです。
なので、どんなに走っていても、キズやヘコミだらけでボロボロでも走れば大丈夫。
高価買取してもらうことを諦めないで下さい!
軽トラや軽バンは売るまでわからない。
それは売り方次第で高く売れるチャンスが無限に広がるということでもあるのです。
軽トラックや軽バンが高価買取されている理由
軽商用車(軽トラックや軽バン)は数ある自動車の中でも価値が落ちにくい車の代表格といってもよいでしょう。
ではなぜ軽商用車が高価買取されているのでしょうか。
その理由をいくつか挙げてみましょう。
- 仕事で必要とされる商用車のため安定した需要がある
- 買取後のリスク(故障、修理、修復歴の有無など)が小さい
- 流行りに左右されないので取引相場が安定している
- モデルチェンジが少なく乗用車のような大幅な相場下落がない
商用車は年間を通して相場が変動する要因が少なく、買取店にとって査定がしやすい車種でもあります。
国内での人気がなくなった軽トラック・軽バンでも、海外からの需要が支えてくれるので、査定額が0円で廃車費用を負担することはほぼないのです。
さらに、ダンプやリフト、冷蔵冷凍車、パネルバンなど、上物によって希少性が出てくるとさらに高価買取が期待できます。
すでに2012年に自社生産を終了したスバルのサンバートラックは、プレミア価格で取引されるなど、一部の軽トラックに特別に高い相場が存在していることもあまり知られていません。
軽トラや軽バンが高く売れる理由
軽トラックや軽バンなどの軽商用車を購入したときのことを思い出してみて下さい。
「ある程度長く乗る」ことは考えても「次の車検で売却しよう」「モデルチェンジ前に買い替えよう」と考えて購入した人は少ないはずです。
また軽トラックや軽バンは、耐久性も高く構造もシンプルなため大きな故障がなく、自動車税や任意保険も安いため維持費がかかりません。
軽商用車を購入するユーザーには、自家用車(普通車や軽自動車)のように、購入して2~3年で売却しながら他の車種に「お得に乗り換えよう!」という選択肢は最初からありません。
その結果、中古車市場に出てくる軽トラックや軽バンは、年式が古く過走行(年式の割には走行が多い)車など、比較的消耗の大きい車両が多く、状態の良い中古車が常に不足気味なのです。
では古い軽トラックや軽バンは高く売れないのかというと、むしろ年式が古く、走行距離が多いほど、海外輸出できるためにお得になる(買取相場が下がりにくいため)のが軽トラックや軽バンだけのメリットなのです。
軽トラックや軽バンを高価買取できる買取業者はどこ?
では軽トラックの買取に強い業者はどこなのでしょうか?
総合力でいえば『大手の買取専門店』がもっとも高価買取が可能です。
買取専門店は全国の業者オークションのリアルタイムの取引相場をもとにして、高年式や過走行にかかわらずどんな軽トラックでも高く買い取れます。
次におすすめなのが『輸出業者』。
先ほどの例で紹介したように10~30万キロ以上走行しているのに高値で取引されている軽トラはほぼ100%海外輸出されています。
低年式や過走行の軽トラックなら輸出業者が一番高く売れます。
また、『中古車販売店』は来店するお客さんに直接売れることが強みです。
しかし軽トラックの場合は、もともと付き合いのある販売店で購入する人が多いため、買取査定においては販売店の強みが活かしきれない可能性があります。
トラック専門店よりもなぜ“買取店”の査定額が高いのか
スポーツカーや輸入車の専門店があるように、トラックや商用車にもトラックの専門店があります。
トラックの専門店では、販売のための仕入れとして、主に大型トラックや重機の買取をしています。
トラック業者は国内や国内に独自の販路をもっているので、業者オークションの転売で利益を上げている買取店などより高く買い取れるという特徴があります。
ただし軽商用車となると話は違います。
ガリバーやラビットなどの買取店のようにどんな車でも買い取るというスタイルではなく、台あたり利益が大きいトラックや重機の買取をメインとしています。
したがって、軽トラックや軽バンの査定になると買取店と同じ土俵での競争になり、利益率が低く採算が合わなくなってしまいます。
またトラック専門店では軽トラックの販売はしないため、次のユーザーに販売もできるという強みも発揮できません。
軽トラックや軽バンの買取においてはトラック専門店よりも買取店の方が高く買い取ってもらえるといって良いでしょう。
軽トラックや軽バンの買取相場を知る方法
軽商用車の買取をする業者には、ディーラー下取り、買取店、トラック専門店や販売店など、3つの売却先があります。
つまり買い取った軽トラック・軽バンの販路(売却先)を沢山もっている業者が一番高く買取できるということになります。
「じゃあディーラー下取りやトラック専門店がいいの?」
と思いますが、軽トラックなどの商用車は買う人が限られるため、自家用車のように店頭に並べておいて簡単に売れる車ではありません。
このようなリスクを避けるため、どの業者も基本的には同じ相場(業者オークションの過去の落札相場)を参考に買取をすることになります。
オークション相場をもとにした買取においては、販売店よりも薄利多売でやっている買取店の方が高い査定額を提示できる場合もあるのです。
また買取店の中には、どう見ても国内では売れない廃車寸前の軽トラックでも喜んで買い取る輸出を専門とした業者があります。
輸出を専門とする業者は、高年式・低走行車など比較的高額な車両をあえて避け、国内で人気のないトラックを仕入れて海外に輸出することで利益を上げています。
このように軽トラックの査定は、売却先、売却時期、車種の違いにって評価が大きく変わってしまうのです。
そのため、実際に売るとなったとき、ネット上に書かれている過去の買取相場表が全く役に立たないのはそのためです。
今この瞬間に高値を付けている軽トラックでも、為替の変化などで数日後には暴落しているというケースは珍しくないのです。
軽トラックや軽バンを高く売るための買取相場を知りたいなら、複数の業者の見積もりを比較するのが一番効率の良い方法です。
今までディーラー下取りしか使ったことがない人は、他の業者に査定してもらうことで、その買取価格の違いにきっと驚かれるでしょう。
軽トラックの査定額を上げる2つのポイント
商用車だからこそ洗車をしておく
「商用車だから洗車しても高く売れない」といった考えは間違いです。
軽トラックも乗用車と同じ評価基準で査定されます。少しでも点数が高い方が査定額が高くなるのは当然です。
査定は減点方式行われます。汚れて見にくい箇所は、キズやヘコミがあったり、修復歴があったりする可能性があるため、マイナスの評価となります。
その箇所が本当は傷ひとつない状態でも汚れているだけで減点対象になるのです。
軽トラックでも出来るだけ洗車をして綺麗にしておきましょう。汚れで誤魔化すより、綺麗な状態で傷やヘコミを堂々と見えるようにしておいた方が全然マシです。
説明書や書類は用意しておく
仕事で長期間使用していれば書類を捨てたり、紛失してしまったりするのは仕方がないのかも知れません。
中古車市場で取引されている軽トラックには、書類が揃っていない車両が多いのも事実です。
つまり、説明書や保証書、点検整備記録簿などの書類があるだけで、相対的な評価が高くなるということでもあります。
軽トラックは仕事で酷使されている可能性が高い車なので、整備履歴があるだけでも十分に査定額を上げる要因になります。
書類が揃っていることで車に対する信頼度がアップするということです。
軽トラック・軽バンを最高額で売りたいなら
軽トラックや軽バンは、車種・年式・走行距離によって、国内と海外に販売ルートが分かれるため、売却するタイミングによって買取相場が大きく変わります。
つまり、査定をする軽トラック・軽バンの買取相場をしっかり見極められる業者が高価買取できる業者ということになります。
また、軽トラックや軽バンの査定では、同じ車種であっても状態はもちろんのこと、上物の違いなどによっても買取価格は大きく変わってしまうのが特徴です。
軽トラック・軽バンを高く売りたいのであれば、それぞれに販売ルートの違う買取専門店、輸出業者、中古車販売店すべてに査定をしてもらうのが理想的です。
できれば最低でも3~4社の比較はしたほうが良いと思います。
リセールバリューが高い軽トラック・軽バンですが、年式と走行距離の経過にともなって少しづつ買取価格が下がっていくのはどの車も同じです。
もし売却を検討しているなら一括査定で買取相場を調べてみるのがオススメです。
今すぐ買取相場を知りたいなら
車を高く売るために一番大切なこと。
それは“それぞれに強みを持った複数の買取業者で査定をしてもらう”ことです。
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