軽自動車の新車価格は70万円から一番高いもので260万円台まで、最大で200万円弱の価格差があります。
しかし軽自動車は普通車と比べて価格が安く、ディーラーの利益率も低いため、新車価格の高いモデルでも値引きが0円というケースが珍しくありません。
新車は“車体価格に合わせて値引き額も大きくなる”イメージがありますが、軽自動車の場合には、限界の値引き額が最初から決められています。
そのため、どうしても軽自動車の値引きは少ないと感じてしまうのです。
軽自動車の値引きは簡単ではありませんが、値引き額をアップさせるための方法はいくつかあります。
ここでは、軽自動車の限界値引きを引き出して、新車を安く買うための方法についてまとめました。
軽自動車の値引き相場はいくら?
軽自動車の新車値引き相場
- 車体価格:5~15万円
- オプション価格:5万円
値引き率にして車体価格の5~10%が値引きの平均値です。
値引き相場は10万円前後、オプションと合計して20万円が限界の値引き額になります。
また軽自動車は車種や時期によって値引き額が大きく変わります。
例えば、モデルチェンジ直前の旧型は値引き額が大きくなり、意外と簡単に限界値引きが引き出せます。
しかし、新型モデルや競合が少ない車種(S660、コペン、ジムニーなど)は”値引きなし”というケースが見受けられます。
“どのメーカーや車種の値引き額が大きいのか”は気になるところですが、値引き額はディーラーオプションや支払方法(ローン or 現金)、下取りする車によっても大きく変化します。
軽自動車のリセールバリューランキングのような『値引き車種ランキング』が存在しないのは、上記のような理由があるからです。
限界値引きを引き出すための交渉方法
ライバル車種の見積もりを取る
一番簡単な方法は『タント』なら『N-BOX』や『スペーシア』、『ムーブ』なら『ワゴンR』や『N-WGN』など、ライバル車の見積もりを取ることです。
また『アルト』と『キャロル』、『デイズ』と『ekワゴン』などOEM車と比較するのも良いでしょう。
ディーラーは本気で買う人以外には限界値引きを出しません。
本気度を見せるためには、必ずライバル車の見積もりを持参し、良い金額が出れば今すぐ決めるという気持ちで交渉しましょう。
ディーラー(販売会社)で比較する
ジムニーなどライバル車がない車種は、違う販売会社どうしで比較する方法があります。
例えば、スズキのディーラーは千葉県には3社(千葉スズキ販売、スズキ自販千葉、スズキ自販京葉)あります。
同じスズキディーラーでも会社が違えば見積もりの内容は異なります。
もしお住まいの地域の周辺に複数の会社がある場合は、それぞれの店舗で見積もりを出してもらいましょう。
“下取り車なし”で見積もり
ディーラーの下取り価格はとても安い上に、新車値引きでも損をする可能性が高いため、必ず下取り車なしで見積もりしてもらい、売却予定の車は買取業者で見積もりを比較しましょう。
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新古車・未使用車を狙う
「どんなに交渉しても予算内に収まらない!」そんな時は新古車・未使用車を検討しましょう。
登録の関係で中古車扱いとなりますが、内容は新車そのものです。
保証やサポートも受けられて、新車より20万円以上安く買うこともできます。
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新車値引きがしやすい時期
軽自動車の値引き額が大きくなる時期。
それは車の売買が1年でもっとも活発になる1~3月です。
とくに3月は決算期を迎えるディーラーも多いため限界値引きが引き出しやすくなります。
それとは逆に値引きが引き出しにくいのが、車の取引が落ち着く4月と12月です。
閑散期には、一見お得そうなキャンペーンを実施しますが、その分値引き額が減らされてしまうので意味がありません。
また通常時であれば、月初よりも月末のほうが値引きしやすいといわれています。
これは営業マンの予算達成などによる影響が大きいからです。
新車値引きでは交渉ももちろん大切ですが、値引きしにくい時期に交渉で粘るよりも、値引きしやすい時期に交渉するほうが簡単に値引きをしてもらえます。
【まとめ】軽自動車の新車値引きで限界額を引き出す方法
値引きで失敗する一番の理由は値引き額に執着しすぎることです。
「自分は5万円の値引きが限界だったのに、口コミサイトでは20万円値引きの人がいる」
この人がどんなに頑張って交渉しても、値引き20万円は不可能でしょう。
なぜなら、軽自動車の値引き額は、ローン、保険、メンテパックなど、車体以外のサービスへの加入、下取り車の有無によって全く違うからです。
とくに値引き額が相場以上のケースでは、下取り価格を削られていることがほとんどです。
もし下取りに出さずに買取専門店で査定すれば、購入と売却でもっとお得だったことでしょう。
同じ時期に同じ車種を買った人でも、値引き額に10万円以上の差が出るのにはそんな理由があります。
なので口コミを信用しすぎるのも良くありません。
また旧型は値引きが大きくなりますが、モデルチェンジによってリセールバリューも大きく下がるため、5年以内に売る予定があるなら、値引きが少なくても新型を買ったほうが良い場合もあります。
このように、軽自動車の新車値引きでには、いくつかの抑えるべきポイントがあります。
これらのポイントを意識していただければ、軽自動車の値引きで失敗することはまずないといって良いでしょう。
値引き相場、交渉方法、時期、下取りと買取、これらの条件をしっかり整理して交渉にのぞめば、意外と簡単に値引き額を引き出せます。ぜひ試してみて下さい。
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