軽トラックにしても大型トラックにしてもその車を走らせて利益を上げる業務に使われることが多い車で人件費の次に大きくかかってくる費用といえば燃料費です。
ガソリンエンジンでならばレギュラーガソリン、ディーゼルエンジンでいえば軽油ということになるのですが、ここのところ中東情勢によって原油の価格が高騰しそれに従った形でガソリンも軽油もどんどん値段が上がっています。
特に燃料費が安く済むというメリットを持っていた軽油も今では一時のレギュラーガソリン並みの価格となってしまい、あまりメリットを感じることがなくなりました。
こういった状態になるとやはり気になるのが燃費、燃料費の単価が高いのなら使用する量を減らそうということでここ最近はトラック界でももっぱら燃費が一番の関心事項となっています。
トラックは、660ccの軽トラックから9800ccの大型トラックまでいろいろあるので一概に燃費がどれくらいとは言えませんが、軽トラックは燃費はかなりいいものを持っています。
これは軽乗用車が燃費競争の真っ只中にいるためでその技術が軽トラックにも使われているからです。
小型トラックあたりでも乗用車の低燃費技術が使われていることが多いので、軽自動車ほどではありませんがそこそこいい燃費を持っています。中型以上のトラックとなると話は全く別で燃費ははっきり言った悪いものだらけです。
これはエンジン排気量が大きいということもあるのですが、今までトラックを作ってきた自動車メーカーが軽油の単価が低いことに甘えて、低燃費技術に力を注いでいなかったからです。
現在、どのトラックメーカーも躍起になって大排気量ディーゼルエンジンの低燃費技術を開発しているのですが、まだこれといって大きな燃費向上を果たしたものはなく、良くて4km/L、悪いと1リッターの軽油で2キロも走れないでしょう。
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