新車・中古車を購入する際にも、クレジットカードで支払いをすることができます。
クレジットカードで車が買えれば、1度の支払いで大量のポイントが貯まるので嬉しいですよね。
しかし結論を言ってしまうと、車をクレジットカードで購入してもお得ではありません。
クレジットカードでの支払い対応している新車・中古車ディーラーが少ないのには理由があるのです。
クレジットカードで車を買うメリットとデメリット、クレジットカードで車を買ってもお得にならない理由についてご説明します。
クレジットカードで車を購入するメリットとデメリット
手持ちの現金が足りないとき、あるいはオートローンの審査に通らないとき、クレジットカードは強い味方になってくれます。
ではもしクレジットカードで新車・中古車を購入した場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
クレジットカードで購入するメリット
ポイントやマイルが貯まる
還元率が1%のクレジットカードで500万円の新車を購入した場合、5万円分のポイントやマイルが獲得できます。
ステージがアップする
ステージ制を導入しているカードなら、一度の購入で最高ランクになることもあり、還元率がさらにアップします。
分割支払いにも対応している
ローンと同じように分割払いにも対応していますので、計画的な返済が可能です。(ただし分割手数料は割高です。)
支払時期を遅らせることが可能
支払いを翌々月まで先延ばしにすることができるので、手持ちの現金が少ない場合の資金繰りにも困りません。
クレジットカードで購入するデメリット
クレジットカードで支払うデメリットは、分割手数料が高いことです。
オートローンの5%前後が一般的な相場ですが、カードの分割手数料は15%前後で10%ほどの差があります。
クレジットカードの分割手数料はかなり高額なため、クレジットカードで車を買う場合、一括購入する以外はメリットがないことがわかります。
クレジットカードで車を買う前に確認すること
クレジットカードで車を買う前に購入していただきたいことが2点あります。
- クレジットカードの利用可能額
- ディーラー側がカード支払いに対応しているか
この2つの条件を満たしている場合にのみ、クレジットカードで車を購入することができます。
もし300万円の新車を購入するとして、カードの利用可能額が300万円以上あれば、クレジットカードの一括・分割払いができます。
一方でカードの利用枠が50万円しかない場合は、頭金50万円をクレジットカードで支払い、残金250万円は現金またはオートローンで決済する方法もあります。
購入を検討する際には、クレジットカードの利用可能額と、ディーラーの支払い方法について必ず確認しておきましょう。
クレジットカードで新車が買えるディーラー
国産車メーカーで新車のクレジットカード支払いに対応しているのは、トヨタ(TSキュックカード)、ホンダ(ホンダカード)のみ。
いずれも、利用可能額の範囲内で新車の支払いにあてることができます。
ただし、メーカー系のカードであっても、日産、マツダ、スバルなどは、新車購入時の支払いは他社のカードと同じ扱いになり、ディーラーや担当者の判断によって対応が異なります。
一方で輸入車は、新車購入時のクレジトカードの払いに対応しているディーラーが多いのが目立ちます。
JCBカードであれば、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンの対応店舗ならクレジットカード利用が可能で、上限なしの一時増額にも対応しています。
その他、BMWならダイナース、メルセデスならカードとメーカー系カードは限度額無しで支払いを認めてるケースもあり、クレジットカードの利用に関しては積極的です。
クレジットカードで中古車は買える?
中古車ディーラーでもクレジットカードを使って車を買うことは可能です。
しかし多くの販売店にとって、クレジットカードでの支払いは好ましくありません。
その理由はディーラーがカード会社に支払う5%の決済手数料です。
もしアナタが100万円の中古車を購入すると、販売店はカード会社に5万円の手数料を納める必要があります。
つまり、カードで支払われてしまうと5万円も利益が減ってしまうのです。
さらに、オートローンのようなローンバック(信販会社からディーラーへの成果報酬)もありません。
つまり、顧客にとってはメリットがあっても、販売店にとっては全くメリットがないばかりか、損しかない決済方法がクレジットカード払いなのです。
クレジットカード払いに対応しない新車(とくに国産)・中古車ディーラーが多いのは上記のような理由があるからです。
クレジットカードで買うことをオススメしない理由
ではなぜ輸入車ディーラーはクレジットカード払いに対応しているのでしょうか。
それは、カード会社に支払う決済手数料を、あらかじめ車両本体価格に含めているからです。
輸入車ディーラーで500万円の新車を全額クレジットカードで払った場合、決済手数料25万円(5%)分が値引き額の中から削られています。
ポイントを5万円(1%)獲得しても、値引きが25万円(5%)少なくなっているので、トータルで20万円も損をしているのです。
中古車に関しても同じです。
もともとギリギリで設定されている利益から、決済手数料も店側が負担するとなると赤字になる可能性もあります。
そこで、もともとの価格を高くしたり、商談の中で値引き額を抑えるなどして、利益を減らさないよう工夫しています。
車をクレジットカードで買うとポイントは貯まりますが、実際には獲得できるポイント以上に、余分に払う手数料のほうが大きく、お得になることは絶対にないのです。
まとめ
一度の買い物で簡単に数万円単位のポイントが貯められるのでとても魅力的です。
しかし、車をクレジットカードで購入することは、メリットよりもデメリットのほうが大きくオススメできません。
新車であればしっかり値引き交渉をして、余計な手数料がかからない現金、またはできるだけ金利の低いローンで購入するのがベストです。
中古車であれば、“クレジットカードが使える店を選ぶ”ことよりも、状態が良くて安い中古車を選ぶほうが、数十万円以上の価値があります。
もし手持ちの現金が少ないのであれば、手数料の高いクレジットカードを頭金にするよりも、今乗っている車を少しでも高く売るほうが効果的です。
一番大切なことはトータルでどれだけお得になるかを考えることです。
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