「Cクラスはリセールバリューが高くない」こんな声を耳にすることがあります。
確かに『メルセデス・ベンツ』のモデルは、同クラスの国産車に比べて値下がりが大きいことが知られています。
しかし実際の買取価格を調べてみると、Cクラスのリセールバリューは意外と高いことがわかりました。
ではなぜ「高く売れない」と言われるのでしょうか?それには大きな理由があります。
ここでは、Cクラスの買取価格と下取り価格、グレード別のリセールバリューについて解説いたします。
そして、これらの調査からわかった“Cクラスを高く売る方法”についてご紹介したいと思います。
Cクラスの買取相場と下取り相場
Cクラス(セダン・ステーションワゴン・クーペ)の2024年6月の買取価格と下取り価格を調査し比較しました。
(スマートフォンから見るときは横にスクロールして下さい。)
年式 | グレード | 走行距離 | 色 | 買取価格 | 下取り価格 | 差額 |
---|---|---|---|---|---|---|
2016年 | C200 ワゴン スポーツ | 0.4万km | 白 | 390万円 | 375万円 | -15万円 |
2016年 | C220d AVG AMGライン | 0.2万km | 黒 | 345万円 | 300万円 | -45万円 |
2016年 | C180 AVG AMGライン | 0.9万km | 白 | 329万円 | 260万円 | -69万円 |
2015年 | C250 スポーツ | 2.2万km | 白 | 332万円 | 300万円 | -32万円 |
2015年 | C200 AVG AMGライン | 1.3万km | 白 | 314万円 | 260万円 | -54万円 |
2014年 | C180 AVG | 2.1万km | 黒 | 244万円 | 215万円 | -29万円 |
2014年 | C180 ワゴン エディションC | 2.7万km | 白 | 190万円 | 165万円 | -25万円 |
2014年 | C180 AVG | 2.6万km | 白 | 186万円 | 165万円 | -21万円 |
2013年 | C180 ワゴン AVG | 3.9万km | 黒 | 191万円 | 150万円 | -41万円 |
2012年 | C350 BE AVG | 1.2万km | 黒 | 224万円 | 155万円 | -69万円 |
2012年 | C200 ワゴン BE AVG | 3.6万km | 白 | 157万円 | 120万円 | -37万円 |
2012年 | C180 クーペ BE | 5.6万km | 白 | 129万円 | 110万円 | -19万円 |
2011年 | C250 クーペ BE | 2.3万km | 赤 | 150万円 | 135万円 | -15万円 |
2011年 | C200 ワゴン BE AVG | 4.7万km | 白 | 124万円 | 95万円 | -29万円 |
2010年 | C200 CGI BE AVG | 8.5万km | 白 | 111万円 | 75万円 | -36万円 |
2010年 | C200 ワゴン CGI BE | 5.7万km | 白 | 95万円 | 65万円 | -30万円 |
2009年 | C200 コンプレッサー AVG | 5.9万km | 白 | 76万円 | 60万円 | -16万円 |
2008年 | C300 AVGS | 5.0万km | 白 | 98万円 | 70万円 | -28万円 |
2008年 | C250 ワゴン AVG | 7.9万km | 黒 | 87万円 | 55万円 | -32万円 |
2007年 | C200 コンプレッサー AVG | 7.1万km | 白 | 67万円 | 45万円 | -22万円 |
2006年 | C230 ワゴン AVG | 8.2万km | 銀 | 22万円 | 10万円 | -12万円 |
モデル・グレート表記について
【BE】ブルーエフィシェンシー、【AVG】アバンギャルド
Cクラスの買取相場は22万円~390万円、下取り相場は10~375万円でした。
買取価格と下取り価格の差額で最大69万円(最低12万円)となっています。
Cクラスの買取相場で目立ったのが“モデルチェンジによる変動が大きい”ことです。
とくに2014年のフルモデルチェンジによる影響は大きく、例えば『C180 アバンギャルド』は旧型(W204)と新型(W205)で買取価格にして70万円もの差が発生しています。
これが「Cクラスは高く売れない」といわれる最大の理由です。
今回のリセールバリューは2014年にモデルチェンジをした新型(W205)で計算していますが、同じ年式の旧型(W204)の残価率は15%も低くなります。
つまり、Cクラスは(メルセデス・ベンツ全般にいえますが)売却するタイミングによって、売却価格に大きな差があるモデルなのです。
Cクラスのリセールバリュー
Cクラスのリセールバリュー率:50%
Cクラスの3年3万km前後時点での残価率は50%前後です。しかしあくまで平均であり、タイプやグレードにより差があります。
グレード別のリセールバリュー
モデル・グレード | 残価率 |
---|---|
C180 アバンギャルド AMGライン | 55% |
C250 スポーツ | 55% |
C200 アバンギャルド AMGライン | 54% |
C180 ワゴン スポーツ | 53% |
C180 | 51% |
C200 ワゴン アバンギャルド | 48% |
C200 アバンギャルド | 46% |
高く売れるCクラスの条件としては、下記の3点がカギになります。
- 排気量が小さいエンジン
- “アバンギャルド”グレード
- “AMGパッケージ”あり
タイプ別ではセダンのリセールバリューが最も高く、ステーションワゴンは5%前後減となります。(クーペは台数が少ないため不明。)
しかし旧型(W204)に関しては、タイプによる差が少なく、むしろステーションワゴンの買取価格が高めになっています。
Cクラスを高く売る方法
Cクラスはディーラーの下取り価格が安く、買取店や専門店の買取価格との差額が大きいモデルです。
したがって、Cクラスを売るときにはディーラー下取りだけでなく、買取店での査定は必須といって良いでしょう。
ここでご紹介した買取相場はあくまで目安であり、車両の状態(走行距離やオプション)などによっても、実際の買取価格は大きく違うことがあります。
モデルチェンジが買取相場に与える影響も大きいため、売却を検討する際には一括査定などでリアルタイムの買取相場を調べておくことが大切です。
またCクラスは「年式が古くても走行距離が少ないと買取価格が高くなる」「旧型のステーションワゴンはリセールバリューが高い」などの特徴がありました。
このようなCクラス特有の傾向まで評価してもらうためには、買取店だけでなくベンツや輸入車の専門店など、複数の買取業者で査定をしてもらう。
これが“Cクラスを一番効率的に高く売る方法”です。
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