アウディは値引きしにくいイメージがありますが、じつは国産車以上の値引き額が引き出せる輸入車ブランドでもあります。
値引きしやすい時期と交渉のコツ、この2つをしっかり抑えて交渉にすれば、アウディの限界の値引き額を引き出してお得に購入することができるでしょう。
ただし注意したいのは、アウディは新車値引きの最低額と最高額に大きな幅があることです。
掲示板やQ&Aサイトを見ても「アウディは値引きしてもらえない」という意見がある一方で、「100万円以上値引きしてもらえた」という口コミもあります。
アウディの値引きの差額はなぜここまで大きくなるのでしょうか。
一番大きな影響を与えているのが“下取り車の査定額”です。
ディーラーは下取り車の査定額を調整することで値引き額を大きく見せているのです。
何も知らずに交渉をすると損をしてしまいますが、当サイトをご覧いただき、しっかり準備をしておけば大丈夫です。
買った後になって「何で同じ車なのにこんなに値引き額が違うんだ!」と後悔しないよう、見積もり交渉で大幅値引きをゲットしてください。
アウディの値引き相場と目安
アウディの車種別の値引き相場(過去3年間)をまとめましたので値引き交渉の参考にして下さい。
また値引き額はモデルチェンジ、購入時期、下取り車の有無によって変化しますので大体の目安とお考え下さい。
モデル別の値引き相場表
モデル名 | 本体値引き | オプション値引き | 新車価格 |
---|---|---|---|
A1 | 0~35万円 | 0~25万円 | 269~349万円 |
A3 スポーツバック | 0~70万円 | 0~30万円 | 293~429万円 |
A3 セダン | 0~40万円 | 0~40万円 | 311~447万円 |
A4 セダン | 30~85万円 | 0~5万円 | 447~597万円 |
A4 アバント | 20~75万円 | 0~10万円 | 476~626万円 |
A5 スポーツバック | 35~100万円 | 0~10万円 | 159~570万円 |
A6 セダン | 50~60万円 | 5~10万円 | 628~888万円 |
Q3 | 20~100万円 | 0~15万円 | 369~539万円 |
新車値引き額の目安
- 車体価格からの値引き率:5~10%
- オプションからの値引き額:5~10万円
過去の情報から、本体価格から5~10%が値引きの目安になります。
しかし、モデル末期や在庫車の場合は、相場を大きく上回る値引きが期待できそうです。
また、オプションは購入総額に合わせて値引き額が拡大するためあまり参考にはなりません。
一般的には5万円~10万円がオプション値引きの目安になります。
『下取り』ではなく『買取』で限界値引きを引き出す!
アウディの値引き額が大きくなる最大の理由、それは“ディーラー下取り”にあります。
値引きの見積もりでは“値引き”と“下取り”が一緒になってしまうため、本当の限界の値引き額がわからないばかりか、下取り額でも損をしてしまうことがあります。
ディーラーの営業マンは下取り車があることで、値引き額を大きく見せることができるので、交渉が有利になるのです。
例えば、一回目の交渉では“値引き額”と“下取り額”もとに安めの金額を提示して相手の様子をうかがいます。
そして2回目の交渉でそれぞれの額ををアップさせます。
なんと値引き額が30万円もアップ!ここで多くの人が成約となります。
ディーラー | 値引き額 | 下取り価格 | 合計金額 |
---|---|---|---|
一回目の交渉 | 5万円 | 100万円 | 105万円 |
二回目で成約 | 10万円 | 110万円 | 120万円 |
しかし、もしディーラー下取りではなく、買取専門店などで査定をしていれば、じつはもっと高く買い取ってもらえたのです。
買取専門店 | 値引き額 | 買取価格 | 合計金額 |
---|---|---|---|
A社 | 10万円 | 120万円 | 130万円 |
B社 | 130万円 | 140万円 |
大半の人は「ディーラーの下取り額が一番高い」と思い込んで、買取店の査定をうけていないため、下取り額が高いか安いかの判断基準がありません。
本当の買取価格を知らずに、ディーラーの営業マンのセールストークを鵜呑みにして損をしている人はじつはとても多いのです。
下取り車がなくても限界値引きは出せるため、交渉が不利になることはありあません。
値引きと下取り額は別で考えて、限界額が出るまで粘り強く交渉しましょう。
また下取り車については、値引き交渉に入る前に、ネット査定を使って複数の買取業者に査定をしてもらうことをオススメします。
自分の車の本当の価値(買取価格)を把握しておけば、値引き交渉が有利に進められます。
値引きをさらにアップさせるコツ
値引きと下取りを分けて考える以外にも、値引き額をアップさせるコツがあります。
3月と9月と12月は値引きしやすい
インポーターであるアウディジャパンの決算期の12月、販売会社(ディーラー)である自動車販売業者の決算期は3月や9月は、一年で最もアウディの値引きがしやすい時期となります。
さらに3月と9月は自動車業界全体の繁忙期にあたり、他社の値引き条件も良くなるため大幅値引きのチャンスです。
また4月~5月中旬頃、8月のお盆前後、12月は閑散期となりますが、ボーナス時期が重なることや、売れない時期に販促活動を強化することもあり、キャンペーンなどを利用してお得に購入することができます。
ディーラーどうしを競合させる
同じアウディでもディーラーの経営母体が違えば、値引きの条件が大きく変わることがありあます。
例えば千葉県の場合、AUD Cars、ヤナセオートモーティブ、ファミリーなど、店舗ごとに別会社が運営しており、それぞれに値引きの条件は異なります。
近隣・近県に別会社で運営されているディーラーがあれば、それぞれのディーラーで見積もりを取るのもオススメです。
運営会社は検索エンジンで店舗名で検索をかけ、会社概要を確認すればわかります。
ディーラーどうしはライバル関係にあるため、各社で見積もりをとり競合させることでさらに良い条件が引き出せます。
他社のライバル車種の見積もりを取る
ベンツ、BMW、レクサス等のライバル車で競合させると値引きの効果があります。
実際にはアウディのみを検討している場合でも、A4ならCクラスや3シリーズなど、必ず競合他社のライバル車でも見積もりを取り、比較検討していることをアピールしましょう。
見積もりのコツは、購入しようとしているアウディのモデルよりも、少しだけグレードを下げるなどして、全体的な予算を下げておくことです。
アウディの新車値引きまとめ
- 値引きしやすい時期を狙う
- 複数のディーラーで見積もりを取る
- 新車は「下取り車なし」で見積もり
- “値引き交渉”と“下取り査定”は別行う
- 買取店にも査定をしてもらう
以上がアウディの新車値引きを引き出すコツです。
値引きしやすい時期は大切ですが、モデルチェンジには注意が必要です。
アウディはモデルチェンジで大幅に値引きの条件が変わるため、モデルチェンジ情報はしっかりチェックしておく必要があります。
また値引きしやすい時期を狙っている間に、今乗っている車の価値が大幅に下がる可能性も考えなければいけません。
売却する車の買取価格が下がる前に買い替えるなど、“購入”と“売却”を総合的に判断することが重要です。
値引きの幅が大きいアウディですが、じつは限界額は決まっているため、値引きの目安を大幅に上回っているのは、下取り額が含まれているということがわかります。
交渉で数十万円の値引きアップをしてもらうのは意外と難しいですが、ディーラーの下取りと買取店を比較する方法は簡単かつ効果も高い方法です。
愛車の価値がわかれば値引き交渉もしやすくなります。
アウディを購入する前に一度査定をしてみることをオススメします。
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それなら“それぞれに強みを持った複数の買取業者で査定をしてもらう”のがオススメです。
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