
プジョーのラインナップの中で中堅クラスとして販売されているのがこのプジョー308です。
このモデルは208よりも一回り大きなボディを持っており、そのボディサイズを活かすために208シリーズの様なハッチバックモデルだけではなく、ステーションワゴンモデル作られている車です。
新車市場では208シリーズよりも人気は落ちますが、それでもそれなりの需要はあり、特にハッチバックモデルはキャビンが狭い208シリーズのデメリットを補完する意味で売れているようです。
しかし、この車も買取となると話は全く違ってきます。
買って間もないのにオイルポンプからのオイルにじみ、クーラントの予備タンクからのクーラント漏れなど日常茶飯事、エンジンからの異音やオートマチックトランスミッションの動作不能に至るまでわずか一年間でこれだけのトラブルが出ることがある車です。
もちろん全ての308シリーズや3008シリーズがそうということではありませんが、国産車ではあまり起こらないようなトラブルが発生する可能性は決して低くありません。
308はつい最近新しいモデルが出たのでそれらが解消されていればいいのですが、話によると新型モデルでも同様のトラブルが出てきているようです。
これがプジョー308シリーズの中古車市場での価値を大きく下げています。
新車購入から一年後の価値をあらわす値も現行モデルで新車価格の36%程度とかなり低い値で、むしろどういうわけか先代モデルの方が54%といい数値になっています。
新しモデルを買ってもし仮に一年後に売ったとしたら308シエロがたった124万円にしかならないのです。
よくプジョーの車は未完成品で買ったオーナーが完成させていくなどといわれますが、とんでもなく高い未完成品がこの308なのです。
308を売る際には、出来るだけプジョーやフランス車を熟知した専門店にも査定してもらうことをおすすめします。
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