おすすめクロカン車8選
新車・中古車で買うならこのクロカン車
クロスカントリー4WDは、道路の環境が整った日本ではあまり必要とされず、車種としてもあまり多くは作られていません。
しかし、実用の車としてではなく趣味の車として扱われているので、中古車市場には結構な数があります。
生産されたモデルも今よりも一昔前までの方が多かったので、むしろ中古車の方が選びがいがあるでしょう。
中古車市場からクロスカントリー4WDを選ぶのであれば、やはりトヨタのランドクルーザーシリーズとスズキのジムニーがおすすめです。
どちらの古くから日本の自動車界では悪路走破性の優れたクロスカントリー4WDとされ、軽自動車でジムニーなどは他のクロスカントリー4WDがスタックしてしまうようなところでも簡単に走破してしまうほどの高い悪路走破性を持ちます。
これから買う車をファーストカーとして使うとか、ファミリーカーやワゴンとして使おうとしている方はやはりランドクルーザーの方がいいでしょう。それも少し古い70系あたりがいいかと思います。
セカンドカーとして乗るとか、街乗り用として乗るのであれば軽自動車がいいでしょう。
悪路走破性も優れていますし、価格も安い、税金もかなり安いということで、いろいろな意味で十分楽しむことができるかと思います。
ちなみにこのジムニーは近々数十年ぶりのモデルチェンジを行うようで、新車購入の予算があるのであれば、新しいモデルを買うというのもいいかと思います。
ラダーフレームとモノコック(ビルトインモノコック)は何が違う?
クロスカントリー4WDモデルでは必須となるラダーフレーム、ラダーフレームは現在いろいろな乗用車などに使われているモノコックフレームと全く違うものです。
モノコックフレームは、ボディの骨格とシャシーなどが一体化したもので、乗用車によく使われるフレーム構造で、ボディ全体でタイヤから入ってくる衝撃などを吸収しようとするので乗り心地の向上や一枚板の金属からプレス加工で作ることができるので、生産コストの削減に貢献しています。
一方、ラダーフレームは、今ではクロスカントリー4WDやSUV、トラックなどだけに使われているもので、技術としては古くからあり、モノコックボディができる前までは乗用車などにも使われていました。
ラダーフレームは2本の太い鉄骨を左右に分け、縦に通し、その2本のメインフレームをサブフレームと呼ばれる少し細めの鉄骨で繋ぎ合わせて梯子状にしたもので、そのラダーフレームの上に別途作ったボディを乗っけるといった形で車が構成されます。
この形式は非常に剛性感を高く持つことができますが、その分、タイヤからの衝撃をまともに受けてしまうため、乗り心地が悪くなってしまいます。
剛性感といってもフレームが全く変形しないといったことではなく、変形しても元に戻るといったことで、サスペンションのストローク以上のギャップを超えるような運転を強いられることがあるクロスカントリー4WDではなくてはならないフレーム構造となります。
これをモノコックボディ作ったとしたらすぐにボディがねじれてしまい、あちこちにガタが生まれてしまうことでしょう。
一部のモデルで使われているビルトインモノコックというのは、モノコックボディのフロア面にラダーフレームと同じ構造を内蔵しているもので、ラダーフレームの剛性感とモノコックボディの乗り心地や静寂性という両方のメリットを持たせたものです。