メルセデスベンツというと高級乗用モデルの印象が強いですが、クロスカントリー4WDも作られています。最近のネーミングでいえばGクラス、昔の呼び方でいえばゲレンデバーゲンというモデルです。
このモデルはNATO軍の軽装軍用車両として使うために作られたモデルで、その車両を民間用に作り直した形で作られました。
軍用車両として作られていますので、ラダーフレームに強固なボディパネル、悪路走破性の高いパートタイム4WD、故障しにくく、ストロークの長いコイルスプリング式リジットサスペンションと、オフロードモデルのすべてを持っています。
しかし、この車も年々軟弱化していっており、初代モデルとなるW460ではバリバリのクロスカントリー4WDモデルでかなりハードな車となっていたのですが、マイナーチェンジやモデルチェンジを加えた結果、現在販売されているW463では、ほぼSUVといっていいものとなってしまいました。
一般ウケとしてはこちらの方がいいのかもしれませんが、オフロードモデルとして、またクロスカントリー4WDモデルとしては初代モデルの方が魅力的です。
魅力的といっても新車価格が価格だけに新車で現行モデルを買うのもかなり勇気がいりますし、中古車もそれなりの金額がしますので、相当この車に思いレがないとなかなか手を出せないのではないでしょうか。
それに中古車はとにかくエンジンオイル漏れが多いので、そういったものにかかる修理費用も含めた形で考えなければなりません。