改造車の車検を通すならどこがいい?
保安基準のもとに行われる車検ですが、この保安基準というものは年々変更が加えられてきており、車検の検査項目や検査の基準、検査方法なども変化してきています。
特に最近は車検の上で大きな壁となっている排気系と全高の変化にかかわる項目が緩和され、オーナーも車を改造して楽しむことが非常に楽になりました。
一昔前であれば、全高、いわゆる車高は、バネの経年変化以外に理由で変化ある場合はもちろん再検査となりますし、排気系もたとえノーマルマフラーより静かなマフラーであってもノーマルから交換されているのであれば、それもすべて再検査項目となってしまっていたのです。
しかし、最近は、外形寸法から飛び出さず、角も丸められているもの、そして、JASMAなどの正式な機関によって排気音量や形状などが認められているものであれば、交換されても車検には全く支障はありません。
全高にしても、最低地上高である90mmを下回らないものであれば基本的にはどんな足回りとしてもよいようになりました。
ただ、このようなライトチューン程度のものであれば一般的なディーラー車検などでも大丈夫なのですが、それ以上の外形寸法ギリギリのドレスアップや、ほとんどパーツが交換されているようなチューンドカーだと、たとえそれが保安基準内だとしても一般的な車検ではその部分の変更を求められることが多くなります。
チューニングカーは、保安基準の細かいところまで見てくれるチューニングカー専門の自動車修理工場で車検を行うことをおすすめします。
改造車車検のチェックポイント
車検はこの車が国が定める保安基準に合致しているかどうかを検査することですので、非常にさまざまな部分をチェックされます。
外見的なものから内部的なものまでいろいろなのですが、比較的よくみられる点を見てみましょう。
まずは外見、基本的には車検証に記載されている全長、全幅、全高より大幅に大きかったり小さかったりしてはいけません。
これに引っかかることが多いのがタイヤのはみ出しやエアロパーツによる全長や全幅、そして全高の増加です。
特に全高はちょっと派手なウィングなどを付けると簡単にオーバーしてしまうので気を付けた方がいいでしょう。
あとこれは寸法的なものではないのですが、鋭利な突起物も引っかかります。
これは寸法内に収まっていてもダメで、たとえばフロントバンパーにつけるカナードやレース用の牽引フックなどが付いていると検査をクリアできません。
それから最低地上高も90㎜より低いとクリアできません。
次に気を付けたいのが排気系パーツ、マフラーを交換していて騒音基準を超えているようであれば引っかかりますし、触媒を取り外すなどして排気ガス濃度が基準より濃いと再検査となります。
あと意外と厳しいのが灯火類、ヘッドライトの光軸や光量、色やテールランプやバックランプの明るさや色、フォグランプなどの光量や色、取り付け位置、数などかなり厳し目で見られることになります。
タイヤも減りや空気圧に加えて、ノーマルのサイズと大幅に違うときは厳しくチェックされます。
もちろんエンジンルームのオイル漏れや異音などもチェックされますが、意外とこの部分はチェックが甘いようです。
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