軽スポーツカーの特徴の1つとして挙げられるのが“買取価格が高い”ことです。
どんなに人気の車種でも、モデルチェンジや流行の終焉によって、買取相場が下落していき10年~15年程度で価値が無くなるのが普通です。
しかし軽スポーツカーは、新しければ中古車在庫の不足から高い買取価格がつけられ、古くなれば希少価値が高まって、買取価格が下がり難くなるのです。
しかし残念なことに、このような事実があることを知らず、下取りなどに出してしまい廃車同然で引き取られているケースもあります。
とくに古い軽スポーツカーを売るときにはコツが必要で、買取専門店だけでなくスポーツカーの専門店などにも査定をしてもらう必要があります。
いま高く売れるスポーツカー、なぜ高く売れるのか、高く売るためにはどうしたら良いか、についてご紹介します。
売却の際にぜひ参考にしてみて下さい。
軽スポーツカーがなぜ今人気なのか
「スポーツカーに乗りたいけど維持費は安く抑えたい。」
「セカンドカーとして遊べる軽自動車が欲しい。」
そんなニーズに合わせて新車・中古車で人気なのが“軽スポーツカー”というジャンルです。
昨今の軽自動車といえば、低燃費で居住性の高いモデルが人気ランキングの上位を占めていますが、軽スポーツカーは車好きユーザーの支持もあって根強いセールスを記録しています。
現行で販売されている『S660』や『コペン』はもちろん、30年以上前に発売された『ビート』や『カプチーノ』には新車と変わらない中古価格がつけられ、それでもすぐに売れてしまうから驚きです。
また、車は古くなると故障が増えたり、修理代が高くなったりするものですが、軽自動車なので大きな出費を必要とせず、専門店も数多く存在するために購入後の心配もありません。
このような理由から、価値が下がりにくいといわれる軽自動車の中にあって、さらに高い買取相場を長年にわたって維持し続けているのです。
軽スポーツカー高価買取ランキング
買取相場が高い順にランキングにしてみました。
平均の買取相場は、発売年が新しく、新車価格が高いモデルほど高くなり、古いモデルほど買取相場には幅があります。
軽スポーツカーの買取ランキング
順位 | メーカー・モデル |
---|---|
1位 | ホンダ・S660 |
2位 | ダイハツ・コペン |
3位 | スズキ・アルトワークス |
4位 | スズキ・アルトターボRS |
5位 | マツダ・AZ-1(スズキ・キャラ) |
6位 | ホンダ・ビート |
7位 | スズキ・カプチーノ |
8位 | スズキ・アルトラパンSS |
9位 | ダイハツ・ミラジーノ |
10位 | スズキ・Keiワークス |
ビート、カプチーノ、AZ-1
軽スポーツカーを代表する名車トリオです。
バブル期の開発競争の上に誕生し、今となっては考えられないほど贅沢な造りになっています。
駆動方式はFRやMR、車体やエンジンは専用設計で電子制御なし。
今後このような軽自動車が開発されることはないでしょう。
『コペン』『S660』が発売されている現在でも、人気が落ちる気配はなく、さらに価格が上がっている状態です。
S660、コペン
現在新車で購入できる人気の軽スポーツカーは、販売開始から数年と在庫台数が少ないために、中古車価格も下げ止まっている状態です。
旧型の『コペン』は10年以上経っても買取相場は高値で安定していますので、この2モデルも高価買取が期待できそうです。
アルトワークス、アルトラパンSS、ミラジーノ
走行性能と利便性を兼ね備えたセダンタイプの軽スポーツカーも人気です。
とくにマニュアルミッションとターボの組み合わせに高値がつけられています。
これらのモデルは新車価格が安いのが特徴で、安く買って高く売れる代表的な車種です。
2000年代に発売された『Keiワークス』の買取相場も高いことから、現在新車で買える『アルトワークス』も高値安定が予想されます。
軽スポーツカーが高く売れる理由
ライバル車がない
スポーツカーは専用設計で開発コストが高いため、他社で売れていても簡単に開発をすることができません。
また発売されても他の軽自動車のような頻繁なモデルチェンジもありません。
ライバル車の登場とモデルチェンジは、買取相場を下げる最も大きな要素ですが、軽スポーツカーにはそれがないのです。
新車価格が高い
新車価格が200万円以上と高額なことから、中古車として少しでも安く購入したいというニーズがあります。
とくにスポーツカーは購入後にカスタムをしたいという人も多く、割安な中古車にさらに人気が集まるのです。
状態の良いクルマが少ない
古い軽自動車は状態の良い車両が極端に少ないため、距離が少ない、車体がキレイなど状態が良い車両には、相場を大きく上回る買取価格がつけられます。
パーツだけでも価値が高い
スポーツカーは補修パーツの需要も高いのですが、台数が少ないためパーツの供給も不足気味です。
また専用設計のパーツも多く他の軽自動車との使い回しができないこともあります。エンジンや足回り、内装も高価なパーツが使われています。
このような理由で、事故現状車でも高く買取されているのがスポーツカーの特徴です。
軽スポーツカー高価買取のコツ
- 現行モデルは買取専門店でも高価買取が期待できる
- 希少車種は必ずスポーツカー専門店で査定する
- 複数の買取業者を競争させると最高額で売れる
現行モデルは流通台数の増加により買取相場安定しているため、買取専門店などでも高価買取は十分期待できます。
しかし20年以上前の希少なモデルは、買取価格が安い車両と高い車両の差が大きく、査定する店舗を間違えると損をしてしまう可能性が高いため注意が必要です。
上記でご紹介したモデルは、年式が古くても走行距離が少ない場合、相場を大きく上回る買取価格ができますが、10万kmを超えていても高価買取してもらえる場合もあります。
もし状態の良いスポーツカーをお持ちなら、買取専門店だけでなく、中古車販売店やスポーツカーの専門店でも査定してもらいましょう。
とくに限定グレードなどタマ数が少ないモデルは、査定先によって評価が大きく変わるため、複数の買取業者で査定して競争させるのがコツです。
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それなら“それぞれに強みを持った複数の買取業者で査定をしてもらう”のがオススメです。
カーセンサーの一括査定は最大30社の大手買取専門店、中古車販売店、輸出業者が競争入札!
国産車から輸入車、軽自動車まで、どんな車種でも廃車や事故車でも高価買取が期待できるのが強みです。
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