ランドクルーザーのほめるべき点の一つとして一貫してラダーフレームを使い続けてきているということがあります。
ラダーフレームは別名梯子型フレームとも言われるもので、太い鉄骨を2本並べ、その2本の鉄骨の間を数本の細い鉄骨を使って左右で繋げた形を持っており、見た目がまさに梯子であって、オート三輪の時代から使われてきた古典的なフレーム構造です。
このラダーフレームのメリットはとにかく丈夫なこと、この丈夫さを証明するには大型トラックなどボディに大きな力がかかる車に使われていることでわかるでしょう。
反対にデメリットしてあるのが丈夫な故に乗り心地が悪いこと、車重が重たくなることです。
このデメリットによって乗用車には使われなくなってきたのですが、ランドクルーザーのような道なき道を走るオフロードマシンにとってはこの丈夫さが必要なのです。
ここ最近、ブームとなりつつあるSUVやクロスオーバーSUVもこのラダーフレームを使っているか無いかでSUVとクロスオーバーSUVに分かれることになっており、このランドクルーザーも最近ではSUVとして販売されているのです。
ランドクルーザーのラダーフレームは何も設計が古いからではなく、あえて使っているということなのです。