ジムニーは基本的な設計自体は1970年からほとんど変わっていませんし、細かな設計も1998年のものです。
1998年では今のようなエコブームや低燃費競争はなかったので基本的にこの車は燃費のことをあまり考えられていな状態で開発されている車です。
エンジンも燃費の悪いターボエンジンですし、ロードクリアランスを確保するために全高が高く空力特性から見てもいい状態ではありません。
エネチャージがついているわけでもなく、CVTが採用されているわけでもありません。
従って燃費は今の軽自動車にしてみれば悪い方で、最大で14.8kmk/Lという性能しか持っていないのです。
しかし、この車はトールワゴンでもないですしスーパーハイトワゴンでもなくオフロードマシンなのです。悪路を走破して何ぼの車ですので余計な装備を付けて重たくなったり、パワーを抑えられてしまっては困るのです。
こういった車を乗る上で燃費を考えるのはまさしく愚の骨頂であって、それよりも悪路走破性などを考えるべきなのです。
「燃費がよければいい車」などという間違った考え方で見ればこれほど劣った車はありません。
しかし、ジムニーは燃費だけが売り文句のワゴン車ではなく、オフロードを走るための車なのです。