ホンダの車というとFFレイアウトを持つというのが定番ですが、あえてFRレイアウトを持たせて作られたのがこのS2000というモデルです。
このモデルはマツダのロードスターのような2シーターオープンスポーツモデルとして作られているものですが、ロードスターよりクラスが一つ上となる2リッタークラスのスポーツモデルとなっています。
それもどちらかというとオープンクルージングを楽しむという方向性ではなく、本格的に走りを楽しむためのスポーツモデルといった傾向が強いように思えます。
エンジンは2リッター直列4気筒DOHCエンジンと平凡なものですが、ホンダ独自のカムプロフィール切り替え機能であるVTECとレーシングエンジンの開発技術をフィードバックした形となる9,000rpmまで回るエンジンとして仕上げられた結果、NAエンジンながら250psを発生することができています。
このエンジンはマイナーチェンジによって、ロングストローク化されたことによって2.2リッターとなりましたが、その分、レブリミットが8000rpmにまで引き下げられてしまい、更にエンジンパワーも242psにパワーダウンされてしまいました。
今からこの車を買うのであれば、やはり2リッターエンジン時代の前期モデルがいいでしょう。
やはり9,000rpmまで回るエンジンはやはり大きなメリットでVTECが高回転型のカムプロフィールの変わった瞬間はあたかもドッカンターボエンジンでブースト掛かったかのように感じるぐらい、パワーを体全体で感じることができるのです。