FFスポーツモデルの話をするうえで絶対に欠かすことができないモデルといったらホンダのシビックです。
シビックはホンダの四輪部門に立役者となったモデルで、当初はCVCCという低排出ガス技術を搭載した大衆車として作られていたのですが、1983年に発売されたAGシリーズあたりから若年層向けのスポーティーなモデルを用意するようになり、EF型とEG型ではSiRというスポーツグレードを、EK型からFD型まではタイプRというスポーツバージョンが発売されました。
記憶に新しいシビックタイプRは現在国内で発売されていないFK型シビックをベースとして作られたスポーツバージョンで、それまで敬遠され続けてきたターボチャージャーを搭載し、2リッター直列4気筒DOHC・VTECターボエンジンを持つ本格的スポーツモデルとなりました。
パワースペックも310psという2リッターターボエンジンでは当たり前となるハイパワーを持ち、そのハードなデザインもまさにスポーツモデルといっていいでしょう。
ただ、やはりFFモデルであるため、そのパワーをフルに使うにはFFならではのテクニックが必要となります。
テクニックがない方が運転するとなると確実にフロントタイヤを無駄に減らすだけにしかならないのでしょう。
ただこのモデルは750台限定で既に完売となっているため、このモデルをこれから手に入れようとするのであれば、中古車市場から選ぶということになります。
新車販売価格は約430万円ですが、現在の中古車市場での平均的な価格は500万円以上とかなりプレミアがついた形となっています。