改造車の自動車保険について
車を購入してその車のドライバーとなった以上、自賠責保険だけでなく任意保険といわれる自動車保険に加入するのが常識です。
自賠責はほとんど補償能力がなく、いざという時には役に立たないことが多いのでその穴埋めとして自動車保険に加入するのです。
自動車保険は一般的に販売されている車であれば、基本的にどんな車でも加入することができるのですが、わずかに加入できない車というものがあります。
それが改造車といわれるもので、特に保安基準に適合しない様なチューニングやドレスアップを行っているものは絶対に入ることができません。
しかし、たいがいのチューニングカーやドレスアップカーといわれる車は自動車保険に加入することができているのですが、これには自動車保険の加入時に車そのものを見なくても手続きをしてしまうという事が大きな原因となっているようです。
代理店型の自動車保険にしてもそうですし、インターネットですべての手続きを行う通販型自動車保険においては、被保険者の顔すら知らなくても加入することができるのです。
手続きに必要なものはすべて加入者の自己申告によるものですので、仮に派手にチューニングしていたり、1メートルもフロントスポイラーが伸びていたりしても保険会社は分からないのです。
ただ、こういった形で自動車保険に加入しても必ずしも補償されるとは限りません。
なぜなら自動車保険自体がノーマルカーを対象にしているもので違法改造車はその対象範囲外なのです。
事故を起こして自動車保険を使おうとしても一円も保険金が支払われることがないという事態にもなりかねないのです。
事故というものは自分で気を付けていたとしても相手がいるものですので完全に防ぎきれるものではありません。
そういったときに為にチューニングやドレスアップはほどほどにしましょう。
自動車保険に加入できない改造車
日本の車の耐久性や故障のしづらさは世界一といっていいものだと思いますが、その耐久性も車の扱い方次第で大きく変わってくるものです。
車の耐久性を一番高く保っていられる状態というのは、きちんと定期点検に出して、定期的に洗車をする、そして適度な走行距離を走る車だといわれています。
逆に耐久性を著しく低下させる状態というのは過度な走行距離や乱暴な運転、そして間違ったドレスアップやチューニングです。
特に車の性能や構造を無視した運転や改造は極端に耐久性を下げることになり、その中でも最悪なものといわれるのがマル走チューンといわれるものです。
マル走とは警察用語で暴走族のことで、いわゆる一昔前の暴走族がよくやっていた、竹槍・出っ歯・シャコタンのことを言います。
特にシャコタンは、サスペンション構造上、車高を落とすとネガティブキャンバーが増すことから、「ハの字」などといって、悪の代名詞みたいなものになっていますが、ひどいものではホイールが45度も傾いた状態になっている車を見かけることがあります。
ネガティブキャンバーは、コーナーリング中のグリップを向上させるためにつけられているもので、通常でも1~3度ぐらいは付いているものです。
しかし、それを直線状態で45度ぐらいも傾けてしまってはまっすぐ走るどころか、タイヤの偏摩耗や足回りに大きなダメージを与えながら走っているのです。
何がかっこいいのかわかりませんが、そのうちタイヤやホイール、サスペンションのブッシュなど飛び散っても知りませんよ。
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