ベンツのまとめ

ベンツの買取価格相場が安いのはなぜ?【ベンツを高く売る方法】

メルセデス・ベンツ Eクラス(W210)

ベンツは買うとき高くて売るときは安い

そんなふうに思っているかたも多いのではないでしょうか。

実際に新車価格で1,000万円する車種でも、3年後の査定額は500万円前後というケースは珍しくありません。

しかしそれはベンツに限ったことではありません。

ではなぜ「ベンツは買取価格が安い」というイメージがあるのでしょうか。

その理由は大半の人が、買取価格相場を知ることなくディーラー下取りでベンツを売却していることにあります。

ベンツの買取価格相場を把握しておくメリット。

それはベンツの売却で損をすることがなく最高額で売れることです。

買取価格が安くなってしまうと言われるベンツをどうすれば高く売れるのか?

ここではその方法をご説明したいと思います。

今すぐ買取相場を見てみる

 

ベンツの買取価格相場はどれくらい?

メルセデス・ベンツのモデル別の買取価格相場を調査した結果です。

売却の際の参考にご覧下さい。

ベンツの買取価格相場一覧表

モデル買取相場
Aクラス30万円~251万円
Bクラス19万円~236万円
Cクラス22万円~390万円
CLAクラス190万円~342万円
CLSクラス95万円~601万円
Eクラス84万円~520万円
AMG106万円~1,470万円

ベンツの買取価格相場の傾向

メルセデス・ベンツの多くのモデルは、新車登録から3年以内に新車価格の約50%の買取価格になっています。

その中には新車の30%程度の価値しか残ってないモデルも存在します。

これはモデルチェンジが大きく関係しており、特に旧型モデルは残価率にして10~15%買取価格が下落する要因になっています。

また同じモデルでも、グレードやオプションによって買取価格に大きな差があるのがメルセデス・ベンツ全モデルの共通の特徴です。

中古車市場では小排気量グレードが好まれリセールバリューも高くなっています。

一方で大排気量グレードは流通台数も少なく、新車価格の高さも影響して値下がり額は大きくなります。

全体的な傾向としては、10年落ち10万kmで買取価格が0円になるモデルが大半ですが、年数が経過していても走行距離が少ない車両は相場を大きく上回る高額査定になっています。

タイプ別で見ると、ステーションワゴンやディーゼル車は最初の3年で価値が大きく下がりますが、5年程度経過すると値下がりが少なくなり中古車としての人気が高くなることがわかります。

ベンツに長く乗るのであれば、買取相場の傾向はあまり気にしなくて良いのかも知れません。

しかし3年や5年など車検のタイミングでお得に買い替えをしたいと考えるなら、モデルチェンジ情報や定期的な買取相場の確認はしておいたほうが良いでしょう。

 

ベンツの買取価格はなぜ安くなってしまうのか

ベンツの買取価格が安いと感じる理由は大きく分けて2つあります。

新車価格が高いため値下がり金額も大きい

新車価格が500万円の車種なら価値が50%下がっても250万円。

一方で1,000万円の車種なら500万円の金額を失うことになります。

国産車なら500万円以上の車種はごくわずか。

それに対してメルセデス・ベンツの主要モデルは500万円~1,000万円程度します。

当然のことですが、残価率が同じでも購入価格が高いほど目減りする金額は大きくなるのです。

さらにベンツは新車登録から3~5年の値下がり額が一番大きいため、「新車で買ったばかりで距離も少ないのに安すぎる」と感じてしまうのです。

中古車の取引相場が不安定

取引台数が多く中古車相場が安定している国産車に対して、取引台数が少なく相場の予想が困難なモデルが多数存在するベンツは、買い取る側から見ると査定が難しいメーカーです。

例えば、グレードや走行距離だけでなく、オプションやハンドル位置(左右)などによって買取相場が大きく異なることも珍しくはありません。

買取業者が査定ミスなどで相場を見誤ると、業者オークションでの転売で大きな損をすることになります。

したがって、買取業者はこのような赤字リスクも見込んで査定額を決定します。

つまり実際に取引されている相場よりも安めの買取価格を提示するのです。

さらに、高年式モデルになると査定額も高額になるため、少しの評価の違いが大きな買取価格の差につながります。

これがベンツの買取価格が安くなってしまう理由です。

 

ベンツのディーラー下取りは損をする

メルセデス・ベンツのディーラー

買取業者の他にベンツをディーラー下取りで売ることを検討している方は多いと思います。

しかしはっきり言います。

ベンツをディーラー下取りで売るのはオススメできません!

ベンツの本当の価値を知りたいなら、ディーラー下取りと買取は分けて考えるべきです。

その理由は下記の2つのデメリットがあるからです。

下取り価格には値引き額が含まれている

ベンツは国産車と比較して大幅値引きが難しいといわれています。

しかし実際には最大で値引きできる金額は決まっています。

新車の値引きは難しくても下取り価格は高くすることができます。

つまり、新車から値引きできる額を下取り価格に上乗せしているのです。

下取り価格が高く感じるのは、価格の一部に値引き額が含まれているからなのです。

下取りは買取より大幅に安い

買取店が直近の業者オークションのリアルタイムの落札相場を基準に査定するのに対して、ディーラーの場合は、月毎に更新される下取り相場表をもとに査定します。

ベンツの査定額は年式・距離・グレード・状態などの総合評価で決まりますが、ディーラーは最新の買取相場を把握していません。

したがって、少し高めに下取りしても絶対に赤字にならない金額が下取り価格のベースになります。

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ベンツを高価買取してくれる買取業者はどこ?

ではベンツを高く売るためにはどの業者で売却するのが良いのでしょうか?

代表的な買取業者は以下の3つです。

高年式・低走行車はディーラーや買取店

年式が新しく走行距離の少ないベンツは、中古車市場で人気の高いため、どんな買取業者でも高価買取が期待できます。

買取店はリアルタイムで取引されている相場をもとに最高額で売れるというメリットがあるため、買取店どうしを競争させるのがオススメです。

またディーラーの下取り価格は、買取店に比べて大幅に安いことが多いですが、認定中古車の仕入れとなれば、買取店よりも高い金額で売れることもあります。

旧車や希少車は輸入車販売店やベンツ専門店

旧車や希少車は取引台数が少なく、査定額の基準になる取引相場がないため、買取店の査定額も安くなりがちです。

このようなベンツを積極的に買取しているのがベンツ専門店や輸入車販売店です。

さらに、バックオーダーを抱えている専門店を見つけることができれば、他社を大幅に上回る高価買取になる可能性もあります。

輸入車販売店やベンツ専門店に直接問い合わせてみるのも良いでしょう。

低年式・過走行車は輸出業者

10年落ち10万キロ以上のベンツは価値がない」と思われていますが、海外輸出向け車両として高値で取引されているベンツがあります。

とくに高価買取が期待できるのが、年式が古くて走行距離が多く左ハンドルのベンツです。

このようなベンツをディーラーや下取りに出しても0円で引き取られてしまいます。諦めずに輸出業者でも査定をしてもらいましょう。

ただし輸出業者の数は少なく見つけることが難しいのがデメリットでもあります。

 

ベンツを最高額で売るなら買取店がオススメ

ベンツの専門店

ベンツや輸入車の専門店は“自社で販売できるから高価買取できる”ことを強みとしています。

しかし筆者がベンツを査定に出してみると、結果的に一番高い査定額を出してくれたのは大手の買取専門店でした。

ベンツ専門店は高価買取できない?

ベンツを高価買取してもらうには「買い取ったベンツをダイレクトに販売できる専門店に売る」ことが理想的です。

しかし実際に買取で仕入れたベンツを直接販売しているケースは少なく、提示する査定額はむしろ買取店よりも安いことのほうが多いのです。

一般的な買取価格とは、オークションの落札予想価格から、買取店の利益と経費(オークション出品・成約料、陸送費など)を差し引いた金額になります。

一方でベンツ専門店は、店頭で販売する価格を基準に査定額を決めることができます。

オークション出品の経費や中間マージンがかからず、その一部を査定額に上乗せができる強みがあるのです。

しかしそれが可能なのは、バックオーダー(既存顧客からの注文)があるなど、仕入れたベンツがすぐに販売できる場合に限ります。

人気が高く高額なベンツの中古車ほど値下がりも大きく、長期在庫で赤字になるリスクも高くなります。

販売で利益を出すため、また数ヶ月先の値下がりを見据えて、仕入れ(買取)価格を安くしたいのが専門店の本音なのです。

買取専門店がベンツを高価買取できる理由

買取業者が買い取ったベンツの売却先には、おもに下記の2つの販路があります。

  • 業者オークションへの出品
  • 仕入れてそのまま店舗で販売する

仕入れた車が店舗ですぐに売れるのが理想です。

しかし長期在庫になれば価値は下がり続けるというリスクがあります。

そのためほとんどの買取業者は、買い取った車をすぐに換金できる業者オークションに出品しています。

このビジネスモデルがまさに買取店であり、リアルタイムの買取相場を把握していることが最大の強みです。

ベンツは買取相場の予想が難しく大きな損をするリスクもあります。

しかし、状態の良いベンツは中古車市場に少なく、業者オークションに出品した結果、相場を大きく上回る金額で落札されることもあります。

一方で輸入車の専門店は査定ミスなどで赤字は出せないため、実際の相場よりも低めの査定額しか出せないことがあるのです。

 

本当は安くないベンツの買取価格の真実

買取価格が安いと感じる人がいる一方で買取価格が高いという人もいます。この差は一体どこにあるのでしょうか?

それは売却するタイミングの違い。

具体的に言うと「モデルチェンジ前」と「モデルチェンジ後」どちらで売るかの違いです。

ベンツの買取相場は日々少しづつ下がっていくというよりも、モデルチェンジをきっかけに大きく下がるという特徴があります。

モデルチェンジで一番影響を受けやすいのが、新型の登場によって旧型になったモデルです。

同じ車種でもモデルチェンジの前後で買取価格が100万円以上違うこともあるほどです。

「リセールバリューは低い」と言われている車種でも、詳しく調べて見るとかなり高い買取価格で買い取られているケースもあります。

つまり、モデルチェンジの後に売ると買取価格は安くなってしまいますが、モデルチェンジ前であれば高く売ることができるのです。

また新車登録から5年経過以降は値下がりのペースも緩やかになり、旧々型以前の車種になるとモデルチェンジの影響も少なくなっていきます。

ということは、5年落ち以降のベンツを中古車で購入した場合には、値下がりも少なく高く売れる可能性もあります。

つまり、売却する時期や購入する方法(新車 or 中古車)の違いによっても、「買取が安い」と感じる人と「買取が高い」と感じる人がいるということです。

 

ベンツの買取価格相場を知るメリット

ベンツの買取相場グラフ
ベンツは値下がりのスピードが早く、買取相場が大きく変動するという特徴があります。

そのため、買取価格が高額になる車種では、相場よりも大幅に安く買い取りされているという現実があります。

とくにディーラーの下取り価格は、買取店の買取価格と比較して100万円以上も安くなっているケースが見受けられます。

ではなぜ、こんなにも安いのに簡単に売ってしまうのか?それは自分のベンツの本当の価値=買取相場を調べていないからです。

もし査定を受ける前に買取相場を調べておけば、ディーラーや買取店に安く買い叩かれてしまうことはなかったでしょう。

ベンツは「買取価格が安い」というイメージがありますが、ベンツのリセールバリューでもご説明している通り、売却する時期の違いでも残価率は大きく変化します。

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しかし買取相場を知るといっても過去の情報には全く価値がありません。

数ヶ月前に調べた買取相場を信用した結果、高く売れるタイミングを逃してしまう可能性も十分にあります。

ベンツを最高額で売るためには“リアルタイムの買取相場を知る”ことが一番重要なのです。

 

ベンツの買取価格相場を知る方法

ベンツの買取相場は情報量が限られるため、正確な情報を公開しているサイトが非常に少ない状況です。

なぜなら、買取価格を決定する要素は、モデル・グレード・年式・走行距離・オプション・車検・状態など、非常に多岐にわたるからです。

買取相場を公開していないのではなく、買取相場がわからないと言ったほうが正しいのかも知れません。

しかしリアルタイムの買取相場を調べる方法が1つだけあります。それが無料一括査定です。

一括査定にはベンツの買取を得意とする多数の買取店、輸入車専門店が競争するので、交渉不要で最高額がわかるというメリットがあります。

買取相場を知りたいなら、今すぐに売ることを前提に複数の買取業者の査定を受けるのが最も効率の良い方法です。

また、もし売らない場合でもWEB上で買取相場がわかる仕組みになっているので、売却を検討し始めるタイミング、下取り価格と買取価格の比較には十分活用できます。

 

ベンツを高く売る方法まとめ

ベンツのリセールバリューは高くないと言われています。しかし『Gクラス』や『CLAクラス』などリセールバリューがとても高い車種は存在します。

また、走行距離が少ない中古車は年式が古くても希少価値が高く、整備の行き届いた旧車は年々価値が上がってくるほどです。

10万キロ以上走行した過走行のベンツは国内では人気がありませんが、輸出が可能な一部の車種は高値で取引されています。

したがって、資金力があり買取実績が豊富な大手の買取店、ベンツの中古車を専門に扱う販売店など、複数の買取業者に査定をしてもらうのが、ベンツを高く売る上で一番賢い方法です。

  • 査定額0円だったベンツが30万円で売れた
  • 買取価格に100万円以上の差があった
  • 下取りよりも16万円高く売れた

ベンツの買取査定ではこんなことが珍しくはありません。

つまり、自分のベンツを一番高く評価してくれる業者をみつけることが高価買取の一番の近道なのです。

買取店や輸入車専門店は沢山ありますが、ベンツの高価買取を強化している業者となると、自力で探すのは意外と大変です。

無料一括査定サイトならベンツの買取を強化している全国の業者に一括で見積もり依頼ができます。

また将来の売却を見据えて買取相場を知っておきたい場合にも気軽に使えます。

ベンツを高く売った人が一括査定を使っているのは、このように沢山のメリットがあるからです。

 

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車を高く売るために一番大切なこと。

それは“それぞれに強みを持った複数の買取業者で査定をしてもらう”ことです。

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